北海道サークル(2018冬季)

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★【技術教育研究会北海道サークル冬季研修会12/27-28】★(お知らせ)

 

 本研究会では,次代を担う子どもたちの調和のとれた発達・成長と未来の主権者として不可欠な技術的素養の獲得のために,技術・職業教育に係る関係者が集い,教育をとりまく諸課題の解決に向けたとりくみをすすめるとともに,教育課程や指導法の検討,教材・教具の開発などについて研究を重ねてきました.また,夏冬の長期休業期間中には合宿研修会を開催し,実技研修や実践交流を実施しています.

 今回も新しい教材・教具の試作と実験を含む実技研修や日頃の教育実践の交流を通して,互いに学び合うことを目的に標記の研修会を開催します.時節柄何かとご多用のこととは存じますが,ご参加くださいますようご案内申し上げます.

 両日ともに会場は平取町立振内中学校(沙流郡平取町振内町101番地1)です。12/27は、12:30受付開始。12/28は、9:00講座開始です。持ち物…年間指導計画・授業で使用したプリントや資料・教材・教具・テスト問題など、実践交流の参考となる資料をお持ち下さい。(15部お持ち下さい。)実習の材料費・3,000円程度を予定 問い合わせは 全国委員・浅沼まで asanuma-k@wave.plala.or.jp

 

◆実技研修講座Ⅰ.「光通信技術教材の試作と実験」 講師 平取町立振内中学校 浅沼 公博さん

 音の情報を光信号に変換し,空間または光ファイバー等の媒体を通して離れた場所へ送り,その光信号を音声信号に戻す「光通信」の原理を体験的に学習し理解するための教材を試作します.本講座では,メロディーICの音声をLEDで光信号に変換・発信する光情報発信器と,光を太陽電池で受けて電気信号に変換,トランジスタで増幅してスピーカーで音声に戻す光情報受信器を試作し,これらを用いて光通信の実験を試みます.試作・実験は,部品の取り付けと取り外しが容易にできるブレッドボードを利用して行います.使用する部品は,メロディーIC,LED,トランジスタ,炭素皮膜抵抗,太陽電池,スピーカーなどです.発信器,受信器ともに部品点数は5〜6点であるので,回路の組立はそれほど複雑ではありません.回路製作の初心者でも1時間程度で組み上がるので,中学生や高校生の実習にも活用できるでしょう.

 

実技研修講座Ⅱ.「電気回路学習の教材と指導法」 講師 福島県鮫川村立鮫川中学校 後籐 昌弘さん

 電気回路の学習において,電気の流れる道筋を生徒自身が捉えることが基本です.そのために,工夫した教材・教具と,授業展開を提案します.

 参加者の方には,生徒と同じように,実験・実習・操作活動を通して,取り組んでいただきます.また,試作したものは持ち帰っていただけるよう準備しています.

(1)授業に即して,①蛍光灯の回路のしくみ,②階段の回路のしくみ(2階,3階,4階)③回路計の使い方,④白熱電球・電球型蛍光灯・LED電球の比較について,実際に用いた授業案,教材・教具,学習プリントと合わせて提案します.

(2)電気回路学習指導において,生徒の操作活動に用いた抵抗器,可変抵抗器,整流用ダイオード,豆電球,片切スイッチ,3路スイッチ,4路スイッチ,コンデンサ等の教具について提案します.

 

実技研修講座Ⅲ.「Arduinoを用いた栽培と制御技術の融合教材の試作」 講師 名寄市立名寄東中学校 石川 聖剛さん

 本講座では,Arduinoを用いた自動灌水装置を試作します.プログラムは,センサの管理,センサの数値からポンプのONとOFFを行うという単純なもので,C言語に初めてふれる人でも理解可能な内容となっています.また,灌水装置自体も非常に単純な構造であり,ブレッドボード・湿乾センサー・ポンプだけで構成されているので,試作も簡単です.

 Arduinoから電気を供給するのではなく,リレーを用いて外部電源のONとOFFをArduinoに行わせるので,様々なセンサを用いた回路に応用可能な構造です.

 試作では,プログラムの世界が産業技術とどのようにつながっているかを生徒に理解させ,コンピュータによって生活を豊かにできるという実感を得られる機会となると考える.試作後は,授業でどのように活用していくかも議論できたらと考えています.

 

◆費用をご負担いただいて製作した教材等は,お持ち帰りください.実習の材料費は,3,000円程度を予定しています.第1日の夕食会は事務局で手配する宿泊施設内で行います.夕食会の中でも懇親会を兼ねた実践交流を行います.宿泊費(夕食・朝食込み)は10,000円程度です.※それぞれ,当日徴収いたします.宿泊については,事務局・現地実行委員会で斡旋します.希望される方は,別紙参加申込書に該当事項をご記入ください.斡旋する宿泊施設は,以下の団体からの指定を受けていますので,所定の手続きにより宿泊費の割引サービスを受けることができます.北海道公立学校教職員互助会 公立学校共済組合北海道支部 北海道市町村職員共済組合 札幌市職員共済組合 岩見沢市役所職員福利厚生会 北見市職員福利厚生会 北海道コンピュータ関連産業共済会

 

◆公共交通機関(都市間バスまたは路線バス)利用予定の方につきましては、後ほど事務局よりご案内を差し上げます。

◇当研修会に関するご質問やご不明な点は、電子メールで受け付けております.

◇参加申込み 2018年12月14日(金曜日)までに、下記の事務局へ電子メールまたはFAXでお申し込みください.宿泊を伴わない参加については,12月21日(金曜日)まで申込みをお受けします.

 

◇参加申込み・問い合わせ先 〒055-0411 北海道沙流郡平取町振内町101番地1 平取町立振内中学校 技教研北海道支部研修会実施事務局 浅沼 公博 FAX 01457-3-3079  電子メール asanuma-k@wave.plala.or.jp

 

☆技術教育研究会 https://www.facebook.com/gikyouken

☆【技術教育研究会北海道支部】[検索]

今までの実施内容はこちら http://gikyouken.seesaa.net/category/8452939-1.html

 

蛍光灯展開板

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